寒さへの畏敬の念を持つ北海道人

私が北海道に住んでいた頃は冬が近づくと、寒さと冷え性の恐怖が毎年襲ってくるので、寒さに関してはいつも過敏に反応し、暖かくいられるようにということを子供の時から考えていました。

北海道に生まれた者の宿命として、冬の時期の冷え性は避けては通れないものだと覚悟していました。
刺すような痛みを伴った、ブリザードを顔面に受けつつ、幼心に、将来は別の場所に住もうと誓いつつざっくざっくと雪の上を歩きながら、登下校していました。

そういえば、冷え性が原因で毎年、足がしもやけになり、赤くはれてとってもかゆくなったのも辛かったですね。
フットバスもない時代だったので、バケツにお湯を入れて、しもやけの足をつけていました。

このように北海道人にとって、寒さや冷えというのは、ある種の強迫観念となっていると思います。

余談ですが、ニュージーランド人がホームステイの学生に北海道人を敢えて入れたという事がありました。
その家庭では寒さに慣れている北海道人ならば、暖房費がそんなにかからないと思ったらしいのです。
結果は・・・電気代倍増・・・。
寒さが怖い、北海道の家は夏より暖かくしている人も多いという知識が足りないホストファミリーだったのでした。

北海道の冬の暖房費はものすごくかかる。+1 !



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